2014年2月10日

『鉱物結晶図鑑』フラクタルな世界のペーパークラフト

金平糖のユニットおりがみ、思い立って作ってみたのですが写真はお見せできない感じの出来栄え。
おりがみは見るのは好きですが、作るのはどうも苦手です。

多面体の展開図だったら、買っただけで作っていなかった本があったな・・・
と、思い起こしたのが↓この本。 

『鉱物結晶図鑑』松原聰監修/野呂輝雄編著 

東海大学出版、2013年5月発行

鉱物標本も趣味でいくつか所有していますが、本当に形がおもしろい。
で、なぜ多面体の展開図で鉱物図鑑なのかと言うと、なんと出版記念として本書に収録されている50点以上の結晶の展開図データが、期間限定でもらえるのです。
(本書に記載されているURLからダウンロードできます。転載不可なのでURLは教えられません。あしからず。)

この本は発売当初に買ったのですが、展開図データはまだ使っていませんでした。
おりがみ金平糖と同じ24面体はないけど、柘榴石の24面体があったのでつくってみました。
柘榴石24面体(左)、右水晶(中央)、ダンブリ石(左)

もとの展開図を25パーセントに縮小させていただきました。
使った紙はコピー用紙、モノクロで印刷。
一部を除いて展開図にのりしろはついていません。

規則正しく並んだ原子が、目に見える結晶の形になるというのが、鉱物結晶のおもしろいところ。
鉱物の図鑑は他にもいろいろありますが、『鉱物結晶図鑑』はとくに結晶の形に焦点をあてた図鑑で、鉱物の写真とともに結晶図とその展開図が載っています。

手持ちの標本をイメージして、柘榴石の展開図にオレンジ色をかぶせてプリントしてみました。
ちょっと黄色すぎた。
中国産ガーネット(左)と24面体のペーパークラフト
このオレンジの24面体だけは、元の展開図を10パーセントに縮小したものです。
さすがに小さくて大変でした。
(なんか黄色で線が見えにくくなってしまって、一つ面を切り落としてしまったし・・・)
イタリア産の水晶(左)、右水晶のペーパークラフト(右)

欲をいうならば、カルルスバット式双晶の展開図とか作ってみたかったです。

閃亜鉛鉱、スピネル、高温水晶のペーパークラフトもつくってみました。
パステル調にしたら、なんかラムネっぽい?


閃亜鉛鉱(イエロー)、スピネル(ピンク)、高温水晶(ブルー)。
薬ビンに入れてみました。

何に効く薬なんだろう・・・

★ちなみに、『鉱物結晶図鑑』はカバー外した表紙のデザインがかわいい。

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